クイズに答えて、一緒に考えてみよう!
皆さんが「海外」に抱いている
「高い」や「リッチ」なイメージがなぜなのか。
理由を考えたことはあるでしょうか?
今回は、皆さんに問題に答えていただき、
その答えを基に、理由を解明していこうと思います!
と、言うわけで。
突然ですが、ここで皆さんに質問・問題です。
【自由回答】思いついた国を答えてみてね。
【五択問題】この国、どーこだ?
さて、今度は「5択問題」です。
写真の風景がどこの国か、ぜひ直感で答えてみてください。
あまり考えこまず、サクッと考えてみるのがコツですよ!
どうして「海外旅行・在住 = 高い・リッチ」 なイメージが生まれるのか?
「海外は高い」と考えている人は、少なからず、
以下のどれかに当てはまる方が多いのではないでしょうか。
① イメージで判断していませんか?
② 「旅行」と「生活」を一緒にしていませんか?
③ 本当にやりたいことから、行きたいところを選べていますか?
④ 実際に自分で海外旅行を計画・予算を立ててみましたか?
① イメージで判断していませんか?
<質問1>にて皆さんは、どこをイメージされたでしょうか。
渡航されたことのない方の多くのイメージは、学校の教科書やテレビなどで
聞いたことのある国、場所を挙げた方がほとんどではないでしょうか。
その他を挙げた方は、
既に海外に行ったことがあったり、
なにか、とても印象的な理由が
そこにあったりするのでは?
皆さんがご自身で写真を撮る時や、
SNSにアップする時、何を大事にするでしょうか?
「綺麗」「映りが良い」「かわいい・かっこいい」
写真や動画を目指していませんか。
もしくは、注目を集めるためにちょっと変わった写真や、
危ない・ハラハラさせるような動画を見たことはありませんか。
(そういえば、ニュースもネガティブなものが多いような…)
SNSなどの写真、もしくは
テレビで取り上げられる様子だけで判断していると、
本当のその国や住んでいる人の実情と、
実は結構かけ離れたイメージを持っている場合も多くあります。
また、国内でもそうですが、
観光客の多い有名な観光地や都会は、
土地代や人件費が高いこともあって、
物価が高めに設定されていることも。
「地元民が行くお店の方が、安くておいしい」
なんて話、耳にしたことはありませんか?
観光客には有名だけど、地元民は行かない場所。
知られざる土地の魅力もたくさんあります。
これは、イメージだけで判断しては、分からないポイントです。
② 「旅行」と「生活」を一緒にしていませんか?
旅行に行くと
宿泊代、食事代、お土産代、移動代などなど。
普段掛からないお金がかかります。
また、留学の場合も、
1週間~1年程度の短期留学や交換留学、
学生の場合、多くはアルバイトや仕事ができないため、
収入はなく、出費ばかりが積み重なっていきます。
※学生ビザでも、働ける場合もあります。
けれど、考えていただきたいのは、
お金はあくまで、「何かと交換するため」のツールであり
何に使うかが大事、ということです。
旅行はあくまで、非日常を体験したり、
息抜きに行ったり、新しいことに出会ったり。
日常生活からは少し離れたところにあると思っています。
旅行や留学は、普段得られない経験を
過ごせない時間を買っています。
長期滞在、海外在住になると、また話は変わります。
どんなに物価が高くても、
現地で働いて、現地で給与を得られるようになれば
生活が少しずつ楽になっていきます。
現地で生活をするために、現地水準で働く。
日本だから、海外だからと分けて考えがちですが、
食費・生活費・家賃・光熱費など、
実際掛かるものは同じですし、旅行と生活は異なります。
また、海外の豪邸やリゾート暮らしを
イメージされる方もいるかもしれません。
物価や為替の差を利用して、
日本で稼いだお金を持って、
日本より安い物価の地へ移り住んだ方や
海外(日本よりも高い賃金の国)で
稼いだお金を持って、日本へ移り住んだ方。
実際に、海外でお金持ちになった、そういう方もいるでしょう。
けれどそれはあくまで
「正しい努力して、ビジネスで成功した」からであって、
「海外に住んでいるから”必ず”」ではありません。
目に分かる豪華さだけが、お金持ちとは限りません。
実際、
「1日1ユーロ生活していた」
「300円以下の宿を探し歩いた」
という体験談も。
③ 本当にやりたいことから、
行きたいところを選べていますか?
ズバリ。
あなたがしたいことは、
「その国」でないと見られないものでしょうか。
体験できないことでしょうか。
①の中でもお伝えした通り、観光地は人気がある分、価格も高めです。
良い例が、新婚旅行のド定番だったハワイやグアム。
「綺麗な海やビーチに行きたい」という理由だけであれば、
わざわざ物価の高いハワイやグアムへ行かなくとも、
東南アジアのダイビングが有名なスポット等に行った方が、
物価もリーズナブルで、フライト時間も短くて済みます。
もちろん、
「世界遺産のアンコールワットに行きたい!」
「フランス料理の本場の味を食べてみたい!」
であれば、話は別です。
そこでしか体験できない、見ることが出来ないものもありますので、
そのこだわりは大事にしてほしいと思います。
国内旅行ですと、行き先の都道府県や観光地を決めた後に、
何をしたいか決めることもあるかもしれません。
しかしながら、旅費の心配をするのであれば、
本当に譲れないこだわり1つを大事にして、
別の候補地を考えるのも一つの手です。
④ 実際に自分で海外旅行を計画・予算を立ててみましたか?
旅行会社のパンフレット等を見ていると、数十万のツアーが目に入ると思います。
旅行会社のツアー等を使うメリットはもちろん、たくさんあります。
また、旅行慣れしていない人にとっては、とっても便利な方法です。
けれど、是非一度、自分で計算してみてください。
全て調べぬくのは大変だと思うので、
1) 航空券代
2) ホテル代
3) 旅行で「譲れないこと」掛かる料金
この3点を調べるだけでも、大体の相場感が分かってきます。
調べてみることで、実はツアーは色々と余計なものが入っていて
値段がちょっと高めに設定されがちだったり、
スケジュールがキツキツだったりすることに気が付くと思います。
国内でも同じことが言えますが、
航空券代やホテル代も、
選ぶ日や立地、グレードによって
価格に大差が生まれることも実感すると思います。
そして、自分で調べて選ぶのは
意外と時間と労力がかかることも実感します。
もちろん慣れてくるとスピードも早くなって、楽になるんですけどね。
全て手配してもらって、
当日もガイドさんについていくだけでOK
というのは、なんと有難いことか…
実際に計画・予算立てしてみると、
思っていたよりも現実的な金額に落ち着くこともあります。
また、②でも挙げたように
本当にやりたいこと・譲れないものを軸に考えると、
国内旅行と同じように、
「じゃあホテルを遠くてもいいから安いところにしよう」とか
「電車じゃなくて、バスでの移動にしてみよう」とか、
少しずつ、具体的に
どうすれば安くできるかが考えられるようになっていきます。
私の場合は、
・絶対行きたい場所1つ
・現地の食べ物を食べる
この2つは欠かせません!
そのため、
衛生面・防犯面が大丈夫なら、
宿はできるだけ安いところを選びます。
考え方・見方を変えてみて
いかがでしたでしょうか。
実際に考え方を変えてみる、自分で調べてみることで
もっと海外は身近なものになるのではないでしょうか。
ぜひ、1人でも多くの方に
一度は海外へ行ってみてほしいと願っています。