「海外では日本人と話さない!」そんなあなたが失っているもの

「海外では日本人と話さない」そんなあなたが失っているもの
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「せっかく海外にいるのだから、英語環境に身を置きたい。」
そのために、日本人とは(渡航中)交流しないと決めている人や
「日本人が少ないところに行きたい」という希望は、少なからずよく聞きます。

これから留学しよう・ワーキングホリデーに行こうと思っている、
もしくは、すでに海外にいる方。
「日本人とは関わらないように・・・」
「日本語は話さないように・・・」なんて考えていませんか?

実は、頑なに自分との約束を守っていると、
残念ながら、失っている、逃しているかもしれないものがあります。

友達 をつくる チャンス

「友達の友達は、やっぱり友達。」
海外にいると友達から友達を紹介してもらう・遊ぶことはよくあります。
語学学校で別のクラスの友達、仕事仲間、シェアハウスメイト、
趣味のコミュニティで知り合った友人 などなど・・・

実際、日本人の友達から誘われて、
その日本人の友達の外国人に母国案内してもらって。
(・・・・当時は英語も話せず、会話成り立っていなかったのに)
気がつけば、10年近くたった今でも、ものすごい仲良し!なんてことも。 笑

1人では広がらないコミュニティも、
人伝いにどんどん広がっていくことは、 結構 あります。

また、日本語を勉強している・日本文化に興味のある外国人とであれば、
“日本“が一つの共通の話題となるので、それだけで話のきっかけが作りやすくなります。

海外だけでなく、日本でも同じことが言えるとは思いますが、
同じような興味関心を持っていたり、同じような性格だったり。
日本だろうが、海外だろうが、同じ価値観で合う友人を見つけるのは、
やはり数会って、話して、一緒に過ごしてみないとわかりません。

留学生が多いような国だと、日本人のコミュニティや日本関連のイベントも
世界色んな国や地域で存在しており、そこにいるのは日本人だけではありません。

「日本人が多いから」
「日本人と話さないように」
「日本語を話さないように」 と かたくなにしていると、
せっかくの友達をつくるチャンスを逃すことにもつながりかねません。

そんなの、もったいないと思いませんか?

実は、留学中・ワーホリ中の方から
「現地で友達ができません。」という相談は、
少なくありません。
せっかくなら、色んな人と交流してみては
いかがでしょうか?

仕事 や 情報 を得る チャンス

先程の話にもつながる話でもありますが、友達が増えていけば、
いろんな話の中から、自然とイベントや遊びの誘いも増えることでしょう。
留学生同士、現地コミュニティの中でだからこそ舞い込む話は、たくさんあります。

他にも、右も左もわからない、初めての土地。
現地の言葉になれていない場合や
働いたこともなく、スキルも特にない場合、
「日本語」「日本関連」で得られる情報・仕事は貴重です。

日本人の礼儀正しさや清潔感などに好感を持っている方、
日本文化を好む方は一定数います。

中には、
「前の住人の日本人が帰国・引っ越すから別の日本人を探している」
日本人指定で人を探しているオーナーや、
「今働いている職場で、新しく働ける人を探しています。」
と、仕事の情報を日本語で投稿していることも。

実際、私もまだ英語があまり得意でない頃、日本文化が好きで、
「日本語を自分の子供に覚えてもらいたい」と、ベビーシッターの仕事が舞い込みました。
また、歴代日本人しか住んでいない1人暮らし用アパートを紹介してもらった
前任の日本人が辞める際に引継ぎをしてもらった
という経験を聞いたことがあります。

特に、あなたが現地語に自信がない場合には、
日本人コミュニティ間での仕事紹介やつながりは大変貴重です。

純粋に日本の文化や
日本人の人柄を評価してもらえるって
日本にいるだけでは、
なかなかない経験だよね。

多様な価値観・経験に触れるチャンス

突然ですが。

日本の学校生活や仕事の中で、
幅広い年代層 や 異職種の方、多様なエリアに住む人・経験をしている人に
会う機会はどれだけあるでしょうか。

学生時代に海外渡航した際、10歳以上離れた人生の先輩方にお会いしました。

日本での仕事 や 恋愛の話、
なぜ この国を選んで来たのか、
日本で どんなことを経験して、
今は 何を考え・目指しているのか。

本当にたくさんのお話をしました。
もちろん、今でも厚意にしていただいている方もいます。

業種もさまざま、役職も一般~管理職までさまざま。
北は北海道、南は沖縄まで。

本当にいろんな方がいて、
日本にいては会うことも、
カジュアルにお話を聞くことも叶わなかったことでしょう。

出会った人の数だけ、わざわざその国を選んで来た理由があり、
経験してきたことがあります。
だからこそ、海外での出会いは、
日本人同士であっても面白い出会いがあります。

10個以上年上の人でも
敬称をつけずに呼び合うから
不思議な感じになったことも。

安心感

特に初めての海外渡航だと、
新天地での生活にカルチャーショック・ホームシックになることも。
(特に生活に慣れてきた1ヶ月〜3ヶ月頃が一番なりやすい。)

友人ができたとしても、
現地語で悩みを説明することが出来たとしても、
生まれ育った環境で身に着けた感覚を
説明してわかってもらうのは、容易ではありません。

また、悩みや困りごとがあった際に、現地語で全て説明をして、
現地の方に助けを求められるのであればいいのですが、そうでない場合もあります。

私も初めてのワーキングホリデー滞在中、
緊急事態で逃げるようにシェアハウスを後にしたことがあります。
急なことだったので、デポジットの返却交渉や引っ越し、
住所変更など、不安の中、考えること・やるべきことが山積み。

その時助けてくれたのは、現地で知り合った日本人の方々で、
一時的に住む場所を提供してもらい、
デポジット交渉や引っ越しの手伝いもしてもらいました。

なによりも不安な時こそ、
細かい事情や心境が伝えられる・伝わる相手がいるというのは
本当に心強く、安心しました。

「遠くの親戚より、近くの他人」
本当に、どこで誰に助けられるか
誰と仲良くなるか、わからない
それが海外だと思います。



「日本人とは、極力話さないようにしているから」と
バッサリ言われたことがありますが、言われた方も結構堪えるもの。

徹底して、英語(外国語)環境に身を置いて頑張りたい! という気持ちは素晴らしいことですが、
海外生活で得られるものは何も「語学力」だけではありません。

「遠くの親戚より、近くの他人」という言葉にもあるように、
近くで頼れる方・理解しあえる方ができると心強いですし、互いに情報を教えあうこともできます。
人との出会いを大切に、せっかくなら色々なことを吸収してきてくださいね。

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